友情、努力、その他

ジャンプで連載していた「ニセコイ」が完結しましたね。
単行本派の人はネタバレになるので、もしいらっしゃったらお引き取りください、すみません。

10話くらい前から、これはまずいな、これダメなやつだわ、と予測できていたけど。
こういう、ヒロインがたくさんいる話では、万人の納得できる結末はないと、わかってはいるけれど。
私にとっては完全にバッドエンドです、という話。

夫が毎週ジャンプを買っているので、第一話からずっと見てきた。
このマンガの魅力は、むやみにサービスショットがないところと、ラブコメ少年マンガの主人公にしては珍しく、どんな女の子が登場しても決して目移りしないところ、だと思っていた。
ブコメ少年マンガって、いろんな女の子に揺れ動いて、誰を選ぶのかが主眼みたいなのが多いので。

それなのに。
なんで最後の最後で揺れ動いちゃうの。
それじゃ他のラブコメ少年マンガと同じじゃないか。

さらに言えば、
一歩一歩、勇気をもって強くなろうとしてきた子より、最終的に逃げ回ってみんなに迷惑をかけるような子を選ぶ、というのも、がっかり。

これがもし少女マンガで、ヒロイン側から見た物語なら、まあ、しょうがないと思う。
よくある話。

でもこれは週刊少年ジャンプだ。
友情、努力、勝利。
それなら努力したほうに報いてほしかった。
ユウジョウ、ドリョク、ニドネ
ユウジョウ、ドリョク、ダレカノシリヌグイ
と頭の中でラブラ(@ジュエルペット)の声がリフレインだ。

何、やっぱり女の子はめんどくさいくらいがいいの?
強そうに見えて本当は弱いのがやっぱり最強なの?
みたいなね。


という、マンガの結末に久しぶりにがっかりしたよ、という勢いにまかせての記事でした。
最後の方は申し訳ないけど流し読みだよ。
まあ、人の心は変わる、ってことなのねー。


ああ、でも、なんだかんだ言って中盤はきゅんきゅんさせていただきました。
文化祭とか、クリスマスとか、るりちゃんのお爺ちゃんの話とか、よかったなあ…。
古味先生お疲れ様でした!!


ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)

ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)




サンシャインは名作だと思う