短歌の目12月(神様の城)

短歌の目12月、今回も参加させていただきます。

 

 

1. おでん

染まらないのは美しく寂しいことだ はんぺんの白がおでんに浮かぶ

 

2. 自由

欲しいのは音楽とかぎりない自由 紅いあじさいベランダに置く

 

3. 忘

大昔忘れてしまった約束も思い出せぬまま母になります

 

4. 指切り

うそつきはどろぼうのはじまりだって指切りすれば喉を刺す針

 

5. 神

神様の城のふもとに住んでいた怖いものなどなにもなかった

 

 

テーマ「冬休み」

 

99年親友の家でふたりきりときめきメモリアルでミレニアム

 

不器用に剥いたりんごを喜んで何度も何度も じいちゃん、ごめん


思慕ばかりふくらんでゆく冬休みもういくつ寝ればあなたに会える 

 

 

 

…二度めにして今回は難航しました。

自由も、神様も、数年前までは頻繁に歌に詠んでいた言葉なのに、いざ作ろうとなると、まあ出ないこと出ないこと。

そのあたり、いろいろと思うところがあったので、次回、振り返りがてら書こうと思います。

 

 
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