雷乃発声(遠くで呼んでる)

雷乃発声、かみなりすなわちこえをはっす。遠くで雷鳴がきこえる頃、ということだが、遠くとは。日本じゅうどこにいても遠く? そんな場所があるの? 空の上?

 

春の雷は、寒冷前線が通過する際に、南からの暖気が勢いよく流れ込んでくると発生するらしい。冬の名残りと春のぶつかり合いという感じだろうか。

一方、夏の雷は地上の熱が上昇気流となって 雷雲をつくり、そこで発生するもの。夏の雷はどっかんどっかん近くに落ちている(感じがする)けど、春の雷が遠いというのは、もしかしたら雲の中で音を響かせ、地上にはあまり落ちてこないのではないか、と想像する。それならいつもどこからでも遠い。本当のところは知らない。

 

天気予報を見ると、まさに今夜、寒冷前線、が本州を南下するそうだ。南から温暖な空気が流れ込んでこないと雷にはならないが、もしかしたら、と思う。

立春のあと初めて鳴る雷を、初雷、または虫出しの雷と呼ぶことも、今回調べていて知ったこと。

 

と書いて寝落ちしていた…日付が変わってしまった…

前回は一候遅れと思っていたけどぎりぎり遅れていませんでしたね。何を勘違いしたんだろう。

 

春雷の空に響いて少しだけ遠く遠くへ誘われる夜

 
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雪のようで花