2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七十二候お休みします

遅れ遅れになりつつも半年ちょっと続けてきた七十二候の話ですが、全然追いついていないし、他の書き物に時間を割きたいこともあり、しばらくお休みすることにしました。平均五日ごとに更新、というのは考えてみれば毎週更新より多いわけで、よく(遅れつつ…

蓮始開(淀みのなかに)

蓮始開、はすはじめてひらく。蓮の花が咲きはじめる頃。 蓮は泥の中で発芽し、すっと伸びて、汚れなど知らない顔で美しく咲く。しかも大きな葉は水をころころと弾いて、雨が降っても風が吹いて土埃が舞っても、やはり汚れることがない。ひとことで言って清浄…

温風至(熱風の来て)

2日遅れました。温風至、あつかぜいたる。暖かい風が吹いてくる頃。あつかぜ、というくらいだから暖かいというより熱い風か。夏の湿った南風。 湿気をたっぷりと含んだ熱風にあたると、苦しくなる。体じゅうの毛穴が湿気で塞がれて、息ができない、皮膚呼吸…

半夏生(この夏の半分を)

半夏生、はんげしょうず。烏柄杓(カラスビシャク、漢名を半夏)が生える頃、または半夏生というその通りの名をもつ草の葉の裏が白くなる頃、ということだが由来がふたつあるのは半年ちょっと見てきて初めてではなかろうか。 由来ははっきりしないものの、半…