2017-01-01から1年間の記事一覧

鹿と私の今年の終わり

年の瀬ですね。 七十二候、一昨日から新しい候に入っています。 麋角解、さわしかのつのおつる。鹿の角が生え替わりのために抜け落ちる頃、ということ。 このサワシカというのは奈良や宮島にいる鹿ではなく、北米や北ユーラシアにいるヘラジカのことらしい。…

乃東生と冬至

今、私の中で流行ってるので、今回も七十二候の話、と下書きでもたもたしているうちにクリスマスイブになってしまった。どんまいです(自分に) 一昨日の冬至の日から、乃東生、なつかれくさしょうず、という新しい候になった。 ぜんぜん読めない。 夏枯草、…

鮭、ふるさとへ

前回の記事から七十二候を追うようにしているのだけど、一昨日から新しい候(というのか?)に入りました。 鱖魚群、さけのうおむらがる。鮭が群がり川を上る頃、ということらしい。 おや? 北海道土産の木彫りの熊、彼らがくわえてるのは、川を遡上してきた…

おやすみくまさん

先日こちらを読みました。 まぬけなこよみ 作者: 津村記久子 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2017/04/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 大好きなのだ、津村記久子。 これは季節ごとの風物詩や祭りやモノや何やらにまつわる随筆集で…

こどもと季節

2月に産んだ子供が今月で10ヶ月になる。 晴れた日はほぼ毎日、子供と散歩に出かける。といっても子はまだ歩けないので抱っこなりベビーカーで。 夏はいろんな声の蝉が鳴き、黒、黄色、薄紫、青、いろんな色の蝶が舞い、草木も鬱蒼として辺りは生命の気配に満…

9ヶ月ぶん

短歌の目企画がお休みに入り、私もすっかり休んでしまいましたが、また何かを書きたいような気持ちになってきたので書くことにしました。 今年の2月に子供を産んで、それから、短歌の目のお題と関係なくつくったもの(と、お参加後にお題で思いついたもの)…

短歌の目8月(朽ちてゆく赤)

短歌の目、参加させていただきます。 (先月は日付変わってしまって間に合わず) よろしくお願いします! 8月題詠 5首 1. 流 ぽつぽつと流れる花を追いかけてこんなに遠く 後悔はない 2. 囃 囃すように傷つけてきた八月の道のうえには今も満月 3. フラット …

短歌の目7月(幾重にも)

今月も参加させていただきます。 よろしくお願いします。 7月題詠 5首 1. 透 太陽に透かしてみれば幾重にも幾千重にもつらなる私 2. ホイップ 水蒸気ホイップしてよ夏空に倦怠まとい白き塔立つ 3. 果 アスファルトぐらぐら煮えてまたひとつ夏に果てたるいき…

短歌の目6月(そのつぎの町)

今月も参加させていただきます。 久しぶりに早めにできた! と思っていたけど、もう29日だし6月って30日までなので1日早いだけでした。なんだ。 題詠 5首 1. クリーム 自意識でがんじがらめの思春期よソフトクリームに歯をたて齧る 2. 溝 側溝を流れる闇のそ…

短歌の目5月(あかあおきいろ)

今月もよろしくお願いいたします。 題詠 5首 1. 青葉 青葉闇あまく匂って永遠に届かぬままの告白を聴く 2. くつ(靴、屈、窟など他の読みかたも可) たいくつな日々のほとりで夢を見るあかあおきいろ架空の世界 3. カーネーション 鉢植えは猫がかじってしま…

短歌の目4月(綿毛は笑う)

今月も参加させていただきます。 1. 皿 紙皿のうえにぽたりと日は落ちてああまた容赦なく夏が来る 2. 幽霊 日だまりの幽霊屋敷にふわふわと綿毛は笑う こっちへおいで 3. 入 地下室に入りきらない思い出や諦念がドライアイスのように 4. うそ(嘘、鷽、獺も…

短歌の目3月(あまりに白く)

今月もぎりぎりです。どうぞよろしくお願いします。 題詠 5首 1. 草 春ならばしろつめ草の咲く団地 幼い私をみどりに染める 2. あま 手のひらはあまりに白く小さくて空へ向ければただただ未来 3. ぼたん あの日々のすべてをさらっていった人 うすむらさきの…

短歌の目2月(あわいあおぞら)

ぎりぎりですが今月もよろしくお願いします。 題詠 5首 1. 洗 からからで息ができない薄皮を洗い流せる雨をください 2. 鬼 嘘つきで正直な眼の鬼たちは疲れた君にきっとやさしい 3. 入 入り口の狭さ暗さにあきらめたあの道をいつかだれかが通る 4. チョコ 義…

短歌の目1月(どうして星が)

短歌の目1月。今月も参加させていただきます。 題詠 5首 1. 編 編み込みも大人になればできるはずだった 優等生のはるちゃんみたいに 2. かがみ(鏡、鑑も可) いつのまに鏡の世界をあきらめて生きていくこと決めたのだろう 3. もち 雪の日はおもちもちもち…

マタニティブルー的なものを分析してみる、その2

前回の記事に続いて、不安なこと、ふたつめ。 出産といえば、鼻からスイカと言われるくらい、とにかく死ぬほど痛いというが、実は私は、痛み自体はそれほど怖くはない。 もともと生理痛がかなり重く、痛みで意識が飛んだことがあるくらいなので、分娩中に気…

マタニティブルー的なものを分析してみる

いよいよ臨月に突入しました。 夜になると謎の不安感で苦しくなり、これがマタニティブルーというものなのか、なんなのか。 楽しいこと、楽しみなことは山のようにある。それでも、これから始まる日々は、たぶんなにもかもが新しい。変化に不安はつきものだ…

ご挨拶と、母体という容れ物のこと

あけましておめでとうございます。 去年の4月頃に開始し、妊娠してから放置ぎみになっていたところ、短歌の目さんのおかげで11月から再びやる気を取り戻してきたこのブログですが、今年も細々と続けていけたらなあと思っております。 来てくださる皆様、本当…