短歌の目2月(あわいあおぞら)
ぎりぎりですが今月もよろしくお願いします。
題詠 5首
1. 洗
からからで息ができない薄皮を洗い流せる雨をください
2. 鬼
嘘つきで正直な眼の鬼たちは疲れた君にきっとやさしい
3. 入
入り口の狭さ暗さにあきらめたあの道をいつかだれかが通る
4. チョコ
義理チョコがファイヤーキングに変身し帰ってきた日 君よ元気か
5. きさらぎ
きさらぎのあわいあおぞら 思い出は融けてぴたぴた地面に落ちる
テーマ詠「夢」
甘い夢 手をつなぐ人のいることを甘い夢としか描けない今日
眠るたびふらふら出会う夢のなかピアノを弾いてあなたはうたう
みずからのあまいいきで眠りにおちるマスクのなかのマタンゴのゆめ
すいません、今月は駆け込みの推敲不足。テーマ詠に至ってはすべて過去につくったものだし。
つい先日、女児を出産して、現在入院中です。
来月はがんばります! …できるかな…!